今朝6.30の空と状況判断力
【⭐️状況を判断し行動する力⭐️】

大地に通う子ども達は、大人が見守る保育を実践していますので、子ども達のわがままが少なくなってきたり、メンタルが強くなったり、コミュニケーションを生かして、交渉力の経験を多く積んだりしていますが、もう一つ大切な経験を積んでおります。

それは、【違和感を感じてもらう】という事を、普段から経験する機会を設けています。

例えば、お子様が「洋服が濡れたから着替えたい」時や、トイレに間に合わなかった時の違和感の悪さに「ズボンを履き替えたい」などと、自分で状況を判断し、行動に移す機会を設けています。

一般的な保育園では、私の個人的な見解ですが、大人都合の保育が多いと感じます。

例えば、大人都合の実例として、
①お散歩の前に、子どもがトイレに行きたいか行きたくないかの判断ではなく、大人の都合で、トイレに行かせたりする。子どもに行きたくもないトイレを強制されたりしてしまうと、トイレに行くのが嫌いになったりします。
②汗をかいたり、服が濡れたりすると、大人の判断でお着替えを指示したりします。

大地では、お子様のタイミングに任せていますので、お散歩中にお漏らしをしてしまった場合も経験の一つです。

「ズボンの中の違和感」という体験をする事で、「次から気をつけよう」という心を、自ら芽生える事を目的としています。教えるものではありません。

保護者の皆様、安心してください。お散歩が終わり、園に戻ってきたら、保育士が、シャワーで体を綺麗にしますからね。

また、自分の判断で行動ができる3歳以上になると、子ども達から違和感を報告してきます。
例えば、子ども達の服が濡れた場合、「濡れたー」と報告をしてくれます。そこで保育士は、子ども達にどうしたいのかを尋ねますと、「ズボンを替えたい」等と答えてくれたりします。
そして保育士は「ではどうぞ」といい、子どもは自分で着替える事で、自分で状況の判断をするという経験を積んでいくのです。

その経験を小学校に上がるまでの期間、何回も何回も積んでいくと、自ら判断し行動していく子どもになっていきます。

今日も子ども達の行動が楽しみです。

大地こども園 代表
金城雅文(金ちゃん)