✨今朝8.25の空と本より✨
【感覚について〜三つ子の魂〜】
仲 正雄 氏 講演録(本)より💖
今回は、感覚的に豊かな状況のことが書かれているところをご紹介致します。
その部分を読んで、『自然的か機械的か』と、日々の子育てにおいて、
何か感じていただけましたら幸いです♫

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本P18〜19より抜粋
 僕たちが、子どもたちに、感覚的に豊かな状況を作ってあげるということは、彼らの「存在」に対して働きかけているんですよ。子どもたちに「存在しているんだ」ということに対しての勇気というか、「おまえは生きているんだよ」ということを教えてあげているんです。子どもたちに「おまえは生きているんだよ」と教えてあげることは
 「おまえは生きているんだよ!」
 と、大声で言うことではないんです。僕たちは子どもたちの周囲に、なるたけ感覚豊かな環境を作ってあげることで、
 「おまえは生きているんだよ」
 ということを言うんですよ。

 今のように何でも人工的になってくると、子どもたちは感覚する能力があっても、それが鍛えられないから、感覚が麻痺していってしまうんです。感覚が育たないと、子どもたちは「自分が生きている」ということに対しての自信がもてないんです。大変なことですよ、これ。
 「感覚」にはもう一つ不思議な所があるんです。感覚が〈外〉から刺激されて、常にそれに「応える」という形で2年目位までに育っていかないと、感覚は退化していってしまうんです。

 極端な例を出します。川があるとします。魚が泳いでいる。ある時、地震で山が崩れて、そこが洞窟のようになってしまった。そこで生き残った魚が、真っ暗闇の中で泳ぎ始めたとします。そうすると、この光をもらわない魚たちは2代目、3代目で、目が退化してしまうんですよ。僕らも全然光のない所にずっと置いておかれたら、目を弱らせてしまう。そういう不思議なものなんです、「感覚」というのは。
 だから、刺激しすぎるのはもちろん良くないけれども、子どもが生まれたら、お母さんはいっぱい話しかけたり、抱っこしたりしてあげる。外に行って、光や風や暖かさや寒さというような季節や気候の変化を子どもに感じさせてあげる。

 でも、刺激するのが良いからといって、いろいろな刺激を機械的に作って、そればかりあたえてしまうと、かえって人間の計り知れないような豊かなものが壊されてしまうんです。危ないんですよ。

 「感覚」は「人間の存在」と関係しているんです。
そして、僕たちは「考える」ことによって、「存在を充実させて」いるんです。生きていることを充実させるためにすることと、「思考する」ことは平行関係にあると思います。だから、
「三つ子の魂」というのは僕たちの中で、本当はすごく大きな問題なんです。
僕たちが生きていく出発にあたって、その能力が、ここででき上がってしまっているんです。人間は、これ以上のことは何もやっていないんですよ。あとは人間の個性とか環境によって、その能力を拡大していくだけです。これが本当に3年目までに起こってしまうということが、すごく不思議な気がします。
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と、続いております👌

お子様が生まれたら、いっぱい話しかけたり、抱っこしてあげる💖
外に行って、光や風などの季節や気候の変化を感じさせてあげる💖

実際に、お母様とお子様が幼い頃から、一心同体のように自然を感じる生活をされていらっしゃる方をみていますと、
親子共々『生きている❣️』というたくましさを感じるのでとても不思議です♫

仲さんの講演録(本)、奥が深く、たのしいです✨✨✨
お読みいただきありがとうございます😊

金城美和