【仲正雄氏の講演録〜親子とは】💕
ー親子の絆について考えるー

おともだちが、ステキな本を贈ってくださいました♫
とても読みやすく、講演会の会場にいるような氣持ちになります💕
仲正雄氏に直接お会いしたい✨と思っていますので、その機会を楽しみにします👌

この本には、仲氏が沖縄で講演した時の内容が載っており、その時の会場の雰囲気がそのまま伝わってくるように感じます♫

また、本の中に四つの図があり、なるほどなるほどと思いましたので、その図も、添付させていただきました👌

✨親子とは✨
本p10より抜粋
「母に抱かれている自分がいる。私がいる」
いいですか、「お母さんに抱かれている自分がいる」という、このところです。ここには「お母さん」という存在と、そして「自分がいる」という「自分」の存在があります。赤ちゃんはもうここで既に、哲学者が展開する存在論を展開しているわけですよ。赤ちゃんは「自分の存在」を感じると同時に、「お母さんの存在」を感じるんです。

図1は、本p11より抜粋
赤ちゃんが生まれますよね。その赤ちゃんを取り巻いているお母さんがいるわけですよ。ここはもう、ピターッとくっついています。ここのところで、子どもは自分と母親を同時に体験しているわけです。

本p13より抜粋
 やがて、お母さんと子どもとの距離がだんだん離れていって、今度は学校に入った頃を思い出してください。子ども達は、今度はお母さんに対して、ただ守ってもらいたいという要求だけを出してはこないんです。
 小学校に入って、1年生、2年生はまだ幼児期の延長です。この幼児期の延長にある子どもたちは、まだ、口をポカーッと開けて、世の中を信じきって、彼らは生きています。その時期は、やはり、子どもたちは守られていた方が大きな力を出します。
 ところが、子どもたちの口がだんだん閉まってくると ー 授業をやっているとよく分かりますよ ー その口が閉まってくると、だいたい先生の悪口を言い始めます。1年生、2年生はあまり言わないですよ。「先生は絶対」、みたいな所がありますから。ところが、3年生になってくると、もう、
「あの先生だめよ」
とかね。
 それからだんだん離れていくんですね、子どもと親との距離、子どもと先生との距離。
 今度は同心円というものではなく、この二つの円を楕円のような形にします。(図2)
 お母さんと子どもが共同作業をしている。
 この時期、お母さんは確かにお母さんなのだけれど、子どもの要求からすれば、「友だち」というお母さん、「お母さんという名の友だち」みたいなもの、これを子どもは期待してきているんです。

本p15より抜粋
 この9才の頃に、子どもは、自分が今まで信じていたものがふっと信じられなくなってしまう。今まであんなに大好きだったお父さんやお母さんたちが、どこか、ちょっと他人ぽくなっちゃうんです。
「自分とは違うんだ、自分とはもう同心点を持っていないんだ、あの人たちは」
 というふうに、一つの時期にかかるんです。これはシュタイナーが特に取り上げている問題だと思います。

本p18より抜粋
 これが更に分離していくと ー 子どもはお母さんという存在を半分は必要としながら ー この二点の関係のようにできる楕円になっていく。「自分は自分なんだ」と、親をどんどん離していく。でも、離れれば離れる程、子どもは健康なわけですよ。ここのところでまだ親が
「あなたは私の子どもだから」
と、ペターッとやっていたら、もう迷惑するわけです。
 でも、時間的にもこの頃までは子どもは家にちゃんと帰って来る。
 思春期になると、家に帰って来ているのかどうか分からないという状態が出てくる。
「もう帰って来ているのかどうかは、冷蔵庫を見ると分かる」
なんて、よくお母さんが言うんです。「カラになっているから、きっと帰って来たんだろう」。
そういう関係が出てくるのが思春期です。思春期には親をどんどん突き放していく。そして、「他人だ」という意識をはっきり持ちます。(図3)
 先生としても、学童期では友だちだったけれども、思春期の子どもたちを持ったら、「同僚的意識」が必要になってくる。

本p24より抜粋
 思春期では、もうそういうことよりも、「生きている」ということに対して、子どもが疑問を持ってくるわけです。「知的」と言いましたけれども、本当は「問いかけ」なんです。世の中に対して問いかけるような姿勢がどんどん強まっていく。親は大変ですよ。自分の子どもが
「お前はどうなんだ。お前の生き方はどうなんだ」
 と、そういうことをどんどん問いかけてくる。親からは離れていくわけです。そして、逆に言えば、離れていくから問いかけられて、この関係を深めていくこともできるわけじゃないですか。「成人する」ということですよ。

「成人する」という問題にしても、この「自分と環境」という関係に集約されます。自分という存在がある。そして、自分に向かう社会、世の中というものがある。けれど、これはただ単に対立しているものではなくて、この、「自分」という生き方がこの世の中を包み、役に立てるようになる、そして、この「社会」という存在を自分の中で感じ、例えば、社会で困っている人がいたら自分の問題のように感じられる、そういう「自分」。
(図4)

ーーーーーーーーーーーー
皆様、いかがでしたか?

この本を通して、お子様(赤ちゃん)が誕生してからわたし達のように成人するまでの育ちがよくわかり、とても楽しく読んでいました。

幼児期は「意志」が育つということも書かれています。
【母が抱いている自分】という、この、母親と自分の間にある「意志」によってできる、人間の「感性」です。
と💕💕💕p25より抜粋

(長くなりましたが。笑)最後まで読みいただき、心より感謝申し上げます💖

7/7より無料メルマガ配信を予定しております。
子育てや生活のお役に立てますよう、心を込めて配信致します💕
ご登録いただけますと嬉しいです😊

✨メルマガ登録のURLはこちらです✨
https://home.tsuku2.jp/mlReg/?scd=0000109362
メルマガ購読特典クーポン
【プレゼント動画】肯定的な言葉がけのワンポイントアドバイス

ご登録の特典動画は、後日お送り致しますので、どうぞお楽しみになさってくださいね💕
✨既にご登録くださっております皆様、本当にありがとうございます😊

園長 金城美和

#子育て支援 #子育て講座 #幸せ
#親子の絆 #親子 #シュタイナー