【冬至の会♫(感謝と健康祈願)】
冬至は、太陽の位置が一年でもっとも低くなる日です。「一年でもっとも日が短い日」と覚えている方もいらっしゃるでしょう。
昔から、冬至は「太陽が生まれ変わる日」と考えられていました。日が短くなるのは太陽の力が弱くなるからで、冬至を過ぎると太陽の力がよみがえると捉えられています。
太陽は生きていく上で必要なものなので、太陽の力がよみがえる日は、生きる力も回復する希望に満ちた日ともいえます。
今年の冬至は12月22日(日)になっておりましたので、当園では、12月23日(月)に冬至の会を行いました。
子ども達にはわかりやすく、『冬至は太陽が出ている時間が1番短い日で、これからどんどん長くなっていって太陽の力がいっぱいになりますよ。皆さんの身体もこれからもどんどん元氣いっぱいになりますよ。』と、お話し致しました。
また幼児期は特に、言葉での説明よりも身体で体験し感じることが大切ですので、今回、当園では月桃の葉を使って大きな渦巻きをつくり、その中を歩くことで、外側(大きい・強い)から内側(小さい・弱い)を感じてもらい、また内側から外側に歩くことで、冬至の日を境にした太陽のように、これからますます力がみなぎっていくということを感じてもらえるようにと体験致しました。
冬至の会でりんごのミツロウろうそくを灯しましたのは、りんご(食物や草花など)は、太陽の力をかりて育つので、『太陽さん、いつもありがとう。』という感謝の氣持ちをこめております。
また、ろうそくの灯りが1つ1つ増えることで、日が短く暗かったところからどんどん明るくなっていくという意味も込めております。
今回、子ども達を代表して風・虹組さんに、りんごを布でみがいてもらいました。
ご覧ください♫
最初、このようなりんごの皮が、子ども達が「ピカピカにな~れ♫」とみがいてくれますと、
このように、ピカピカに輝きました。
冬至は、世界でも各地で地球の祝福の祈りが行われており、沖縄では、『トゥンジージューシー(冬至の炊き込みご飯)』をいただくことで、家族の健康と子孫繁栄を願う習慣があります。
そこで、給食でもトゥンジージューシーを提供させていただきました。
ジューシーに入っております青ネギは、当園で収穫したものです。
子ども達も「ジューシー美味しい~♫」と喜んでおりました。
汁物には、当園で育ったハンダマ(葉野菜)が入っております。
また、『運盛り』といって、『ん』のつく食べ物を取り入れることで、健康に過ごせるという言い伝えもございます。
特に、かぼちゃは別名南瓜(なんきん)で、北(陰)から南(陽)へ向かうという意味があります。
そこで、給食の食材に『ん』のつく、かぼちゃ(なんきん)・にんじん・れんこん・だいこんなどをふんだんに使用してもらいました。
いつも心をこめてお料理して下さる調理師に感謝の氣持ちでいっぱいです。
冬至の会を通して、子ども達がお一人お一人何かを感じてくれていましたらとても嬉しいです。
これからも、子ども達・保護者様・職員の皆様、このブログをお読み下さっております全ての皆様がが健康でありますように♡
お読みいただき、誠にありがとうございます。
大地こども園
園長 金城美和